兵庫県は2024年12月26日、県内のインフルエンザ流行が警報レベルに達したと発表しました。
この冬、特にpdm09型ウイルスによる感染拡大が顕著であり、6シーズンぶりの警報レベル到達となっています。
今回は、最新の流行状況や予防対策、今後の見通しをまとめました。
もくじ
流行状況の概要
インフルエンザ疾患の発生状況(学級閉鎖・集団発生)
インフルエンザ疾患の発生状況(学級閉鎖・集団発生)の最新状況はこちら
警報基準超え
警報基準超え
- 期間
12月16日~22日 - 1医療機関あたり患者数
46.65人(基準30人以上) - 前週比
19.38人 → 46.65人(急増)
兵庫県内の17保健所管内のうち、14地域で警報レベル超えが確認されました。
特に加古川市や赤穂市では、警報基準の2倍近い患者数を記録しています。
地域別感染状況
地域 | 患者数(1医療機関あたり) |
---|---|
加古川市 | 66.5人 |
赤穂市 | 59.33人 |
神戸市 | 警報レベル超え |
姫路市 | 警報レベル超え |
流行が広がっている14地域は以下の通りです。
- 神戸市、尼崎市、姫路市、西宮市、明石市
- 芦屋、伊丹、宝塚、加古川、加東
- 赤穂、福崎、豊岡、朝来
流行の特徴
ウイルスの型
- pdm09型
16件(主流) - A香港型
2件
出典:毎日放送
主に若年層(15歳未満)を中心に感染が広がっているとのこと。
患者数の推移
過去2週間の患者数推移
期間 | 患者数(1医療機関あたり) |
---|---|
12月9日~15日 | 19.38人 |
12月16日~22日 | 46.65人 |
全国平均(19.06人)を大きく上回る数値となっています。
感染予防対策
兵庫県は県民に以下の感染対策を呼びかけています。
基本的な予防策
- 予防接種
- 重症化を防ぐために有効。
特に高齢者や基礎疾患を持つ方に推奨。
- 重症化を防ぐために有効。
- 手洗い・手指消毒
- 外出後や食事前に徹底する。
- マスク着用
- 咳エチケットや人混みでの感染防止に有効。
- 換気の徹底
- 室内の空気を新鮮に保つ。
学校や家庭での注意点
- 小学生以下の子どもが多く感染しているため、学校での学級閉鎖が増加中。
- 家庭内感染防止: 手洗いや体調不良時の早めの受診が推奨されています。
今後の見通し
流行拡大のリスク
年末年始の人の移動や交流増加により、さらなる感染拡大が懸念されています。
対策の強化
感染状況次第では以下の追加措置が検討される可能性があるとされています。
- 公共施設の利用制限
- 学校やイベントの一時閉鎖
まとめ
兵庫県のインフルエンザ流行は、年末年始を迎えるタイミングで深刻な状況にあります。
一人ひとりが感染予防策を徹底し、感染拡大を防ぐ努力が求められていると思います。
特に若い世代や重症化リスクの高い方々にとって、早期対策が重要。
予防対策をしっかり行い、この冬を健康に過ごしましょう!