フジテレビ系の情報番組『ワイドナショー』が2025年3月をもって終了することが発表されました。
松本人志さんの卒業や視聴率の低迷といった要因が重なり、長寿番組に終止符が打たれることとなった背景をまとめます。
『ワイドナショー』の基本情報と視聴率の推移
『ワイドナショー』は2013年10月に深夜枠でスタートし、翌年から日曜朝の顔として親しまれてきました。
しかし、近年の視聴率は低迷していて、2024年12月8日の放送ではわずか3.3%を記録。同時間帯の『サンデージャポン』が10.4%を達成する中、差は広がる一方でした。
これにより、フジテレビは番組の継続が困難と判断したとされています。
松本人志さん卒業の影響
松本人志さんは2023年3月に番組を卒業しました。
彼の鋭いコメントや独特な視点は番組の大きな魅力でしたが、その存在感がなくなったことで視聴者の興味が薄れてしまいました。
松本さん自身も「発言がネットで切り取られることにストレスを感じていた」と語っており、これが卒業の一因となったと言われています。
後任として登場した今田耕司さんやヒロミさんでは松本さんほどの影響力を発揮できず、視聴率低迷に拍車をかける結果となったようです。
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時代の変化と収録形式の課題
情報の鮮度が求められる現代において、『ワイドナショー』の収録形式は課題のようでした。
金曜日に収録された内容が日曜日に放送されるため、他局の生放送番組に比べて情報の鮮度が劣る点が視聴者離れの一因となりました。
また、SNSや動画配信サービスの普及により、若年層のテレビ離れも進行していて、従来のテレビ番組が視聴者のニーズに応えられなくなっている現状が浮き彫りになっているとの見解。
まとめ
『ワイドナショー』終了の背景には、視聴率の低迷、松本人志さんの卒業、そして時代の変化が複雑に絡み合っています。
11年間にわたり視聴者に愛された番組の終了は、テレビ業界全体にとっても大きな節目となるでしょう。
残り少ない放送回を楽しみながら、番組の最終回を見届けたいですね。